2025.06.12
洗うたび、まるでラベンダー園。P's roots ラベンダーハンドソープ
埼玉県にある『ペリカン石鹸』の自社工場が、地元の素材を活かしたモノづくりを発信するブランド『P's roots(ピーズルーツ)』。実は捨てられるはずの副産物をアップサイクルしたという、ラベンダーハンドソープの魅力に迫ります。
『ペリカン石鹸』の自社工場が発信。地元・埼玉県の素材を活かしたブランド『P's roots(ピーズルーツ)』の第3弾は、ラベンダー香るハンドソープ
ペリカン石鹸の埼玉県・深谷市にある自社工場から生まれた、P's roots(ピーズルーツ)シリーズ。P=ペリカン+roots=原点、というシリーズ名が示すとおり、ペリカン石鹸の原点である埼玉県の素材や人脈を使って、何か地元に還元できるようなモノづくりができないか…というのが始まりでした。シリーズは好評のうちに回を重ね、そのたびにさまざまなストーリーとファンを生み出してきました。 第1弾として、埼玉県産・谷津田米(やつだまい)の米ぬかをぜいたくに使った洗顔料を発売。第2弾として、名産品である狭山茶(さやまちゃ)の秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)を使った洗顔料を発売しました。そして、第3弾として発売されたのが、比企郡(ひきぐん)・嵐山町(らんざんまち)のラベンダーを使ったハンドソープです。
ピーズルーツ ラベンダーハンドソープ/1,650yen(in tax)
▼「P's roots シリーズ」はこちら
ラベンダーの香りに包まれる、嵐山町の名所『千年の苑ラベンダー園』。精油を抽出する際に出る副産物、芳香蒸留水が廃棄されていることを伝え聞いて
『P's roots』シリーズが心がけているのは、地元・埼玉県の素材を使うことに加えて、副産物を有効活用するというアップサイクルの発想。化粧品には使えそうな素材だけれど、本来の目的においてはいらなくなったものや、余ったもの、捨てられるはずのものを、県内でくまなく探しています。
そんな中でめぐり会ったのが、比企郡・嵐山町の『千年の苑(せんねんのその)ラベンダー園』。2019年に誕生し、東京ドーム1個分ほどの広い敷地に、約2万株ものラベンダーが植えられています。この香りの良いラベンダーを使って精油が作られているのですが、その蒸留の工程で、“芳香蒸留水(ほうこうじょうりゅうすい)”という副産物がたくさん生まれています。
芳香蒸留水は、フローラルウォーターやハーブウォーターなどともいわれており、天然由来のラベンダー成分が溶け込んでいてとても香りがよい水です。ところがラベンダー園では、精油のみを使った商品展開は多いものの、芳香蒸留水約数百キロはなかなか活用しきれておらず、廃棄されていました。
ピーズルーツ ラベンダーハンドソープ/1,650yen(in tax)
▼「P's roots シリーズ」はこちら
ラベンダーがしっかりと香る、芳香蒸留水を使って何かできないか…。ペリカン石鹸が考えた、アップサイクルのかたち
埼玉県内でさまざまな地元・埼玉県の素材を探すうちに、ラベンダー園の管理者である、嵐山町観光協会のみなさんと繋がった『P's roots』のスタッフ。極上の香りがしっかりと残っていて、ラベンダー成分が溶け込んだ芳香蒸留水を知って、すっかり魅了されました。
この蒸留水を使って何か洗浄アイテムがつくれないものか…。嵐山町観光協会や町の職員の方々との会議を通して、ペリカン石鹸の開発チームと企画チームが、この魅力的な水を十分に活かすソープを発案。『P's roots』シリーズの第3弾として、ラベンダーハンドソープのプロジェクトがスタートしました。
ピーズルーツ ラベンダーハンドソープ/1,650yen(in tax)
▼「P's roots シリーズ」はこちら
ハンドソープを作るときに欠かせない“水”を、芳香蒸留水に置き換えよう、というぜいたくな発想。ところが、開発は予想以上に難航
液体ソープは、その成分の多くを占めているのが“水”です。水をベースに、洗浄成分や保湿成分などを溶け込ませている、というイメージ。いっぽうで固形ソープは製造工程で水をほとんど使わないので、芳香蒸留水を活かすことはできません。そこで、液体ソープでたっぷりと使っている水を、そのまま香りのよい芳香蒸留水に置き換えてみようという、試みがスタートしました。
ところが芳香蒸留水の配合は、そう簡単ではありませんでした。通常、液体ソープに配合されている“水”は“精製水”。全くの無臭で不純物が入っていないため、他の成分を多く溶け込みやすい水なのです。しかし精製水を芳香蒸留水に置き換えてしまうと、すでに溶け込んでいるラベンダー成分などのさまざまな成分が邪魔をして、洗浄成分が分離してしまったり、シャバシャバで使いにくかったり。なかなか商品として満足のいく仕上がりにはなりませんでした。
また、せっかくの芳香蒸留水の香りが、配合する他の成分に邪魔されては意味がありません。そこで、蒸留水に配合する原料(洗浄成分など)のにおいを一つひとつチェック。官能テストをクリアした、ラベンダーの香りを邪魔しない原料だけを使い、試作を繰り返しました。
埼玉工場の開発チームが、1年近くの年月をかけて、その配合を研究。さまざまなレシピを試みて、ようやく、極上の香りと使用感をもつ、ハンドソープを完成させたのです。
ピーズルーツ ラベンダーハンドソープ/1,650yen(in tax)
▼「P's roots シリーズ」はこちら
苦労が実を結び、ラベンダーが素晴らしく香るハンドソープが完成!見事「埼玉県新商品AWARD 2024」金賞に輝いて
苦心の結果、やっと完成した『P's roots』シリーズの第3弾アイテム、ラベンダーハンドソープ。2024年6月に発売されると、嵐山のラベンダー園そのものの香りがする!と、好評を博しました。また、地域の素材や生産者の想いを活かした商品を作ることにより、県産品の魅力をアピールできたこと、アップサイクルの発想で廃棄物を減らし、地域の活性化に貢献できたことなどを評価され、『ピーズルーツ ラベンダーハンドソープ』は、埼玉県産品の新商品アワードで、みごと金賞を受賞しました。
ピーズルーツ ラベンダーハンドソープ/1,650yen(in tax)
▼「P's roots シリーズ」はこちら
▼「埼玉県新商品AWARD 2024でダブル受賞!『P’s roots』シリーズ」はこちら
まるで、本物のラベンダー畑にいるよう。ふんわりと広がるアロマに包まれて、手を洗う時間が癒やされるひとときに
使うたびに驚くほど香る、『ピーズルーツ ラベンダーハンドソープ』。泡立ちもよく、使ったあとの空間さえも、爽やかなアロマに包まれています。まるで、ラベンダー園の中にたたずんでいるような、心地よい使用感。思わず深呼吸をしてしまう、芳香に満ちた泡立ちが楽しめます。さらに、潤い成分のスクワランとラベンダー花エキスを配合。手肌をなめらかに洗い上げてくれます。
毎日の手洗い習慣はもちろん、ギフトにも最適。他にはない、『P's roots』シリーズならではの魅力を、ぜひ堪能してみてください。
ピーズルーツ ラベンダーハンドソープ/1,650yen(in tax)
▼「P's roots シリーズ」はこちら
vol.1
ペリカン石鹸・埼玉工場のモノづくりから誕生! 『P's roots』シリーズLINE-UP
『ペリカン石鹸』埼玉工場が発信!地元の天然由来素材を活かした、心にも、お肌にもうれしいこだわりのブランド、『P's roots(ピーズルーツ)』の魅力を紹介します。
▼「ペリカン石鹸・埼玉工場のモノづくりから誕生! 『P's roots』シリーズLINE-UP」はこちら
vol.2
自社工場が発信。地元・埼玉県ならではのブランド、P's rootsへの想い
ペリカン石鹸の大きな強みは、自社工場で丁寧なモノづくりをしていること。埼玉県・深谷市に位置するその工場が発信しているのが、地元ならではのブランド『P's roots(ピーズルーツ)』です。地域の素材の魅力をソープに活かす新しい試みについて、誕生に携わったスタッフに聞きました。
▼「自社工場が発信。地元・埼玉県ならではのブランド、P's rootsへの想い」はこちら
ピーズルーツ ラベンダーハンドソープ
¥1,650(税込)
ピーズルーツ 米ぬか酵素洗顔パウダー
¥2,970(税込)
ピーズルーツ 茶葉・ビタミンC洗顔パウダー
¥2,970(税込)
[P's roots] アイテムリストを見る