キュートな形と、使い心地の良さでロングセラーになっている『恋するおしり ヒップケアソープ』。国内の自社工場で、一つひとつ大切に作られています。その日本ならではの丁寧なモノづくりの現場に潜入。大ヒットせっけんができるまでをレポートします！

日本国内のせっけん生産拠点が減っていくなかで。自社工場ならではの丁寧なモノづくりが、ちょっと変わった商品企画を実現

実は、日本国内のせっけん工場は、どんどん減ってしまっているという事実があります。手間がかかるせっけん作りの拠点は海外に移してしまったり、他社の工場に任せてしまっているという企業も多数。けれども『ペリカン石鹸』は、日本国内での安全・安心なモノづくりにこだわって、埼玉県深谷市に自社工場を設立。こんなものが欲しい！というニーズを、工場の研究部門や生産部門でじっくりと形にしています。納得するまで何度でも試作を重ねて、商品によっては形になるまでに数年かかるものもあるほどです。

恋するおしり ヒップケアソープ／660yen（in tax）

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このように妥協のないモノづくりができるのは、自社工場ならではのメリット。社内でのコミュニケーションがとりやすく、「とりあえず試しにやってみよう」「もう一つ、これも作ってみよう」といったトライアルが、きめ細やかにできるのです。
そして、そんな土壌から生まれたのが、今回の主役である『恋するおしり ヒップケアソープ 』。パーツを洗う、というちょっと変わったアイデアを実現させるために、全社の各部門が惜しみなく手間をかけて開発。それまで市場になかったオリジナリティーのある商品として大ヒットし、工場は一丸となって生産を続けています。

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スクラブや保湿成分など、こだわりの成分をたっぷり練りこむことができるのは、固形せっけんならではのメリット

まず始めに、植物性のせっけん素地に、決まったレシピに従ってこだわりの成分を投入し、混ぜこみます。『恋するおしり ヒップケアソープ 』に配合されているのは、ぜいたくな6種類の美容保湿エッセンスや、ピーチスクラブパウダー、こんにゃくボールなど。実は、余分な古い角質を落としたり、必要なうるおいを守ったりするためのさまざまな成分を、自由に組み合わせて練りこむことができるのは、固形せっけんの大きな長所。液体のせっけんはベースが水性成分のため、油性成分や粉末成分の配合量に制限があり、量によっては分離や沈殿が起こってしまう可能性があることで、どうしても配合成分に制約が出てしまいますが、固形せっけんは、比較的自由な配合ができるのです。丁寧にじっくりと、時間をかけて成分を混ぜこむことで、なめらかなせっけんが出来上がってきます。

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練りたての柔らかいせっけんを成型。最初はきれいな棒状に

しっかりと練られたせっけんは、細長い棒状に押し出されてきます。この時点では、ソフトキャンディや生キャラメルのような感じで柔らかく、まだ温かい状態。温度はだいたい40度くらいです。このあと成型するので、適当な間隔で間引いて、機械が詰まらないように調整します。

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おしりのカタチ＝♡型に型抜き。コロンとした立体的な姿が愛おしい！

まだ柔らかい棒状のせっけんに、上下から型を押しつけて、一瞬でおしりの形に打ち出します。この形は、洗うときにおしりから太ももにかけて直接あててマッサージもできる、“かっさ”のような役割も果たします。
できたせっけんは、形が崩れないように吸盤で型から外して、ベルトコンベア上にそっと落とします。1分間に約100個のペースで、せっけんが誕生する瞬間です。

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一つひとつ、丁寧にチェックしながら、ラインにのせ、ピロー包装

型から出されたせっけんを、熟練の目で一つひとつ検品しながら、素早く均一にラインへ並べていきます。乾燥後は素早くピロー包装され、箱に並べられてゆきます。箱詰めされた姿は、まるでお菓子のよう。このあと、個包装の工程に入ってゆきます。

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衛生管理、品質管理はしっかりと。機械による成分チェックと、人の手による官能検査を実施

せっけんが出来上がってからも、定期的にサンプリング検査を実施。カットしてさまざまな機械による試験や解析をするほか、人間の五感で、泡立ち具合や香りの立ち方、色やテクスチャーなどを確認する官能検査を実施しています。もちろん、スタッフが工場に入るときは、防じん服とエアシャワーで、しっかりとチリやホコリを取り除いてから。日々の衛生管理も徹底しています。

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工場から、ご家庭のバスルームへ。『恋するおしり ヒップケアソープ 』

こうして完成した『恋するおしり ヒップケアソープ 』。一つひとつ丁寧に作られた愛らしいせっけんは、人気のあまり類似品も出回ったほどです。けれども、形だけは真似できても、工場の徹底したこだわりから生まれる安心感と使い心地の良さは、決して真似のできないもの。独自の生産背景を持つ『ペリカン石鹸』にしか作れない商品として、ロングセラーを記録しています。2024年11月には、シリーズ累計1,000万個*を突破（当社調べ）。日本が誇る高品質なお土産として、海外から買い求める人も増え続けています。

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